第41回日本臨床薬理学会学術総会(The 41st Annual Scientific Meeting of the Japanese Society of Clinical Pharmacology and Therapeutics)

会長挨拶

この度、第41回日本臨床薬理学会学術総会会長を仰せつかった九州大学大学院薬学研究院薬剤学分野の大戸茂弘です。第41回日本臨床薬理学会学術総会を、2020年12月3日(木曜日)から5日(土曜日)までの3日間、福岡国際会議場(福岡市博多区石城町2-1)にて開催させて頂くことになりました。歴史ある本学会の会長を担当させていただきますこと、誠に光栄であるとともに、その責任の大きさをひしひしと感じております。

日本臨床薬理学会は、国民の皆様が、より有効でかつ安全な薬物治療の恩恵を受けられるように、学術的貢献および社会的貢献に資する目的で、1980年に設立されました。臨床薬理学は、「合理的薬物治療」を志向する学問で、薬物治療の有効性と安全性を最大限に高め、個々の患者様に最良の治療を提供することを目指しています。合理的薬物治療を実践するためには、創薬と育薬のための臨床試験に関する科学、個々の患者様の病態に合わせて薬力学的側面および薬物動態学的側面からの合理的薬物投与設計の構築、患者さんと医療者との信頼関係の形成が重要となります。

今回の学術総会は、福岡で初めての開催であり、福岡はアジアの玄関口でもあり、医歯薬看の多職種連携および産学官連携を目指し、テーマを「臨床薬理学に立脚した創薬育薬グローバル連携」としました。これまでと同様に第41回日本臨床薬理学会学術総会でもあらゆる診療領域の医師、薬剤師、看護師、CRC、検査技師など様々な背景をもつ方々および産学官でご活躍の方々にお集まりいただき、幅広い臨床薬理学研究の結果の発表を基に討論や情報交換をしていただき、最新の知見を吸収していただく場を設定いたします。特別講演には、Joseph Bass先生(Department of Medicine, Division of Endocrinology, Metabolism, and Molecular Medicine, Feinberg School of Medicine, Northwestern University)に体内時計に関するご講演「Circadian Regulation of Insulin Response to Meal-Timing」をいただく予定です。また中野重行先生(大分大学名誉教授)に「「こころ、からだ、いのち」をめぐるニンゲン学」をテーマにご講演をいただく予定です。さらに特別企画シンポジウムでは、治験の歴史、AMED・BINDS創薬プロジェクト、COVID-19の最先端について、ご紹介いただく予定です。その他、教育講演、シンポジウム、ランチョンセミナー、一般発表、他学会共催セミナー、男女共同参画セミナー、臨床薬理振興財団賞授与・受賞講演、海外研修員帰朝報告会、臨床薬理学講習会などのプログラムを予定しております。

現在、世界各国で新型コロナウイルスが猛威をふるっています。この度の感染症の拡大は、人類にとって大きな試練であります。このような状況の中で、新型コロナウイルス対策に日夜、最前線で働く医療従事者の皆様に深く敬意を表します。それを支えておられる多くの関係者およびエッセンシャルワーカーの皆様のご努力に深く感謝の意を表します。

一方で、新型コロナウイルスの感染症を巡り、治療法の開発が加速しております。ワクチン製剤などの開発に加えて、ウイルスの増殖や呼吸機能の障害を抑制する既存薬の探索など、患者を対象に薬効評価試験が実施され、有効性が確認されつつあります。また、迅速検査キットの開発も進んでおります。治療法開発が急務の状況下、臨床薬理学の役割は必須と言えます。こうした中で、臨床薬理学会は、わが国における臨床薬理学の振興を目的として医薬品の開発にかかわってきました。それに多大なご貢献をされてこられました臨床薬理学会の先生方に心より感謝を申し上げます。

今後の感染状況の急激な悪化や緊急事態宣言の発令などの場合には、WEB開催および誌上開催となることをご理解いただけますと幸いです。なおWEBでもご参加いただけますので、第41回学術総会に一人でも多くの皆様のご参加をお待ちしております。


  • 第41回日本臨床薬理学会学術総会
  • 会長大戸 茂弘
  • (九州大学大学院薬学研究院薬剤学 教授)

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